略歴
制度、テクノロジー、現実の暮らしを結ぶ歩み。
マルコ・デ・プロスペリス(Marco De Prosperis)は、作家、研究者、大学運営を担う管理職として、高等教育、航空宇宙、製造業、行政の各分野で30年以上の経験を有する。ローマに生まれ、イタリア、オランダ、米国で暮らし、働いてきた。2015年には、帰化により米国籍を取得した。
その国際的な歩みは、学歴にも表れている。イタリアで電子工学を学び、オランダで経営学修士(Master of Business Administration)、米国で教育学博士(Doctor of Education)を取得した。
これまでに欧州宇宙機関(ESA)で10年以上勤務し、航空宇宙分野で豊富な経験を培った。また、MEDETの計測機器およびセンサーの設計に携わった。MEDETは、STS-122ミッションでスペースシャトル「アトランティス」に搭載されて国際宇宙ステーションへ運ばれ、その後、船外活動により欧州実験棟「コロンバス」の外部に設置された実験である。
2014年からアーカンソー大学に勤務し、管理職として組織運営を担っている。研究テーマは、職業性ストレス、ワークシステム、ハイブリッドワーク、公平性、アルゴリズムのガバナンスである。研究成果は、『The Journal of Academic Librarianship』をはじめとする査読付き学術誌に掲載されている。
ノンフィクション作品『The Future of Technology and Society: A Guide for 2040』および『2050年――AIと、人間らしさを形づくるもの』を著し、いずれも複数の言語で刊行されている。複雑な組織で培った経験は、研究やノンフィクションの執筆だけでなく、物語作品における組織や制度のリアルな描写にも生かされている。『The Black Bar』は、小説家としてのデビュー作である。

